35w HIDの装着

ジェネレータの巻き直しが終わり、数百キロの走行にも問題ないことが
検証できたので、
最終的な目標である35w HIDの搭載を実行に移しました!

ガラスレンズは重いです。  KSRのノーマルレンズは樹脂製のため 、35wHIDの発生する熱に耐えることが出来ません。
しかも配光が悪いので、光源を明るくしてもあまり効果が出ないというダメダメパーツの一つです。w

 同型のライトレンズを使うKLXやKDXのオーナの間では、'88NSRのレンズなどを組み込みH4化を行っているようです。
今回は入手性の高いHONDA CRM-ARのレンズassyを使うことでH4化を行うことにしました。

 もちろんガラスレンズなので熱にも耐えられます。


左 : KSRノーマルレンズ
右 : CRM-ARのガラスレンズ

35w HIDの入手!
トヨタ純正HID&第3世代バラスト

 ヤフオクで安いHIDが放出されるのを虎視眈々とウォッチしていましたが、なかなか良い条件の品に巡り会えず、しばらく頓挫してました。

  しかし、救世主は現れます!

 謎な車屋を営む知人に、タダでHIDのセットを譲っていただきました。

フィリップス製D2Rバーナとデンソー製第三世代バラストをGET!




すぺしゃる さんくす TECH-S 氏


バーナーのH4化加工

ヤフオクでも売ってるけど基本は自作でしょ!

 入手したD2Rバーナーは、そのままでは H4のガラスレンズに収まりません、そこでバーナーの台座を加工してH4化します。

 愛車パジェロで使用していた、オスラム製H4バルブを分解し、ヤスリとリューターで台座部分だけにします。

 ←スポット溶接タイプのバルブを加工しないと大変です。
オスラム製H4バルブの台座は、プレス成型でしたので、台座部分だけにするのがかなり大変な作業でした。

金工ヤスリでシャリシャリ削れます  H4バルブ台座の形状に合わせ、バーナー側も加工を要します。

 H4台座の「D」形状にあわせ、ヤスリで樹脂を成型。
遮光板のRを出すのが難しいです
 ←H4台座とバーナーをネジで固定し、0.5mm厚のアルミ板で作った遮光板を取り付け、バーナーのH4化は完了!


 H4台座とHIDのバーナは位相が5分ほどずれているので固定には注意が必要です。

遮光の改良
2004/04/24追記
図面を引かずにドンぴしゃですw

 HIDを点灯させると、ガラス管はかなりの高温になります、赤熱しているのでおそらく300〜400度近くに達しているのではないでしょうか?

 熱のためアルミの遮光板が軟化・膨張し、バイクの走行振動と相まってズレてしまう現象が発生していました。

 遮光板の向きがズレると照射方向が変わってしまうため、非常に迷惑になりますからその対策を講じてみました。

 ガラス管に3mmのネジを直接締め込み、摩擦によって固定していた方式を、H4台座にステーで固定する方式に変更。 ステーは0.5mmアルミ板を切り出して作成しました。

 HIDの熱がH4台座に伝導するのがちょっと心配ですが、遮光板がずれる心配はないはずです。


バラストの防水

はみ出しても気にしませんw  自動車のバラストは、基本的に濡れない場所に設置されているため、防水加工がしてありません。

 高電圧を発生するバラストですから、防水は念入りに行います。

 ←業務用シリコンコークで回路を密封しました。


点灯実験

あかる〜いなっしょな〜る♪  ←CRM-ARのガラスレンズにバーナーを組み込み、バッテリーから点灯させてみました。

 なんとも強烈な明るさです!


カウルへの組み込み

ヂャンキーズ、ケンさんのパクリですw  ←KSRのカウルにステーを利用してライトレンズを組み付けます。

 純正と同様にネジ一本で光軸の調整が可能です。
タイガースファンじゃ無いけど・・・  ←おなじくバラストをカウル内に取り付けます。
こちらもステーで固定しました。

 小型な第三世代バラストなのでスマートに納めることが出来ました。


試験点灯

比較の図  ←とりあえずバッテリーから直接点灯してみました。
左が55wハロゲン、右が35wHIDです。

一般的な55wハロゲンでさえHIDと比べると暗く感じます。
とにかく強烈な光です(^^;

問題ないことが確認できたので次は実車に搭載。


KSRに搭載

同時に塗装を済ませたのでピッカピカです!  ←HID化したライトカウルをKSRに搭載しました。
ステータ巻き直し時に、バッテリーから電源を確保する方式に変更してあります。

 万が一のトラブルに備え、普通のH4バルブと差し替えて使用できるようにしてあります。


照射実験

この明るさに勝てるか!?

 ←夜間点灯実験してみました!

今までのライトとは次元の違う明るさです、21wHIDでさえ暗く感じます、対向車や前走車に迷惑なこと間違いないです・・・

 なるべく手前を照らすように光軸を調整しましたが、ハイビームがないのでちょっと不便ではあります。

 カウルの内側に漏れる光の遮光を考えないといけません、このままではちょっとかっこわるいですね。

メニューへ

ステータコイルの巻き直しへ

2004/4/18作成
2004/4/19修正
2004/4/22写真追加
2004/4/24写真追加・追記