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さ〜びすきゃんぺぇ〜ん
御存知の方も多いと思いますが、2009年5月18日にKSR110のサービスキャンペーンがアナウンスされています。
内容は、「アウトプットシャフトの加工が不適切なため亀裂が生じ破損に至る」というもの。
カワサキサービスキャンペーン

おそらくコアなKSRユーザーには以前から知られている、オイル穴による強度不足の問題のことだと思われます。
特にボアアップして圧縮が高まったエンジンで始動の際に折れる事が多いようです。
知人にも折れた人いるしw

カワサキ発表の該当車輌を見るとKL110A-000015〜KL110A-A09624までの9,175台となっており、最近製造された車輌以外ほぼ全ての車輌が対象といっても良さそうです。
ついでに6年で1万台に満たない生産数にも驚愕しますね。

ご多分にもれずぢゃんか〜の車輌もキャンペーン対象車ですが、折れるとわかっているものをそのまま放置しているはずがありません。
一度目のオーバーホールの際に対策部品を購入してすでに装着済みです。
対策部品と当該部品
↑ 下:サービスキャンペーン該当部品 上:対策部品

今更ながらリコールではなくサービスキャンペーンで対応するカワサキが素敵すぎます、KSR終息で部品倉庫の在庫を減らしたかったのでしょうか?w

冗談はさておき、KSR110は設計にムリがあるのではないかと考えています。
エンジン腰下を割ると、100%といっていいほどアウトプットシャフトを保持するベアリングがダメになっています。
アウトプットシャフトに過大な力が掛かかるのがベアリング損傷の原因でしょう。
ではなぜアウトプットシャフトに過大な力が掛かるのか?

コレには2つの原因が思いつきます。

1つ目がキックスタータ機構の問題です。
KSR110のキックスタータはアウトプットシャフトに組み込まれた2速ギアに噛み合うセカンダリーキック方式を採用しています。
KSR-I/IIのようにクラッチハウジングに噛み合うプライマリー方式であれば、スタート時の過大な負荷をアウトプットシャフトに掛けずにすむのですが、セカンダリ方式の場合、キックの力をモロにアウトプットシャフトが受けます、ボアアップした車輌ならなおさらです。

2つめはドライブチェーンの張りの問題。
KSR110のチェーンはスイングアームの角度によって張りがずいぶん変わります。
降車状態で適切に張ったつもりでも、乗車すると張りすぎでパツンパツンになっていることもしばしばです。
アウトプットシャフトの軸と、スイングアームピボットの位置関係が設計上適切ではないため、スイングアームが上方に動作したときチェーンの張りが発生するのだと推測しています。
そのため過大な張力がアウトプットシャフトに掛かり、ベアリングやアウトプットシャフトを痛める一因になっているのではないかと。

ま、ぢゃんかーの妄想ですけど・・・


しかし、リコール1回、サービスキャンペーン3回も受けてるKSR110は不遇なバイクだなぁ。

リコール
 ・チェーンがクランクケースに噛み込む問題

サービスキャンペーン
 ・スロットルケーブル取り回しが悪く、予期せぬ高回転になる問題
 ・メンテナンスノートの落丁(車輌の問題ではない)
 ・アウトプットシャフト破損の問題

KSR-I/IIの外装を付けるためにKLX110のエンジンと組み合わせ、無理矢理設計した事は想像に難くありません。

ところで、サービスキャンペーンに掛かる費用ってどこから捻出するのでしょ?
腰下O/Hともなれば3〜6万円の工賃が発生してもおかしくありません。
仮に9175台の20%がサービスを受けたとすると1億円近い工賃をカワサキが支払うことになります。

そうでなくても川崎重工の汎用機部門は二輪車の大赤字のため苦しい状況です。
場合によっては二輪部門切り捨ての事態も無いとは言えないかもしれませんねぇ。


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